平成 17年12月定例会(第4回) − 12月08日−02号
◆31番(橋本信一郎君) [登壇]
それでは、通告に基づきまして一般質問をいたします。私は大きく分けて、1つは教育行政、もう一つは日田市の建築確認申請の審査です、の2点を質問させていただきます。
まず、教育行政の方からでございますが、最初にいわゆる県下一斉学力テストについてお伺いします。
私は市会議員に当選以来、日田市の子供たちが基礎基本の学力を身につけてほしいと考え、一般質問をしてまいりました。15年6月議会では、学力は客観的な数値で把握し、次にその数値に基づいてPDCA、計画、実施、評価、対策のサイクルを回して学力を改善すべきだ。そのためには、まず現状を把握するために、統一学力テストを実施してはどうかと質問をいたしました。その後、大分県教育委員会から県下の小学校5年生と中学校2年生全員を対象に基礎基本の定着調査、すなわちいわゆる一斉学力テストを実施するという発表があり、その年の10月と11月に実施されました。
同年の9月議会においては、そのテストの結果を情報公開すべきであるというふうに質問をいたしました。教育長は、県の動向を見てからというふうに答弁をされましたが、翌16年2月には、大分県教育委員会は郡市別に教科別偏差値を公表をいたしました。その後も関連質問等で、学校単位に成績を情報公開すべきであるというふうに発言してまいりました。そして、ことしの9月、県教育委員会は、すべての項目において平均到達度が学習指導要領の目標値をクリアした学校を、児童数5人未満の学校を除いて公表をいたしました。日田市のクリア校は、小学校は咸宜小学校、桂林小学校、若宮小学校、光岡小学校、夜明小学校、小野小学校、丸山小学校の7校でございます。中学校は東部中学校と三隈中学の2校です。
一斉学力テストを実施し、客観的な数値を把握し、その結果を情報公開して、大分県の基礎基本の学力の力を向上させるという大きな流れができたのではないかと思っております。私は、従来から主張していたことが実現されつつあるので、大分県教育委員会の御英断に対し、甚大なる敬意を払うものであります。
教育長は、大分県教育委員会が学習指導要領の目標値をクリアした学校名を公表したこの意義をどういうふうに思われますでしょうか、お伺いいたします。
次に、教科書の採択地区についてお伺いします。
17年3月議会、ことしの3月議会、議会に対して、日田市小中学校の教科書採択地区に関する意見書の提出を求める請願が出されました。従来、日田市は旧日田郡2町3村と玖珠町、九重町の計8市町村で1採択区となっておりましたが、平成17年3月22日に日田市郡が合併し、新日田市が誕生いたしました。そこで、合併を機に、新日田市を単独の採択地区とすることにより、日田市教育委員会の責任と権限のもとで教科書採択の適切な手続が行われるべきだというのが、請願の趣旨であったと考えます。請願は3月議会において採択されましたが、その結果はどうなったのか、経緯も含めて御答弁ください。
次に、教育委員会の在り方についてお伺いします。
教育委員会制度は、首長からの独立と合議制とレイマンコントロール、これは教育の専門家でない住民による意思決定ですが、この3点により政治的中立性、継続性、安定性の確保、地域住民の意向の反映を図るものとして戦後導入され、地方教育行政の基本的な制度として定着しております。しかし、一方で合議制のため、責任の所在が不明確である、事務局の提出する案を追認するだけで、実質的な意思決定を行っていない、それから月1回程度の短い会議であり、十分に議論がなされていない、委員として適材が得られないなど、制度が形骸しているとの指摘もあります。これは教育審議会の報告書の中に出ておりますので、日田市だけではない、全国的な傾向ではないかというふうに思います。
今後、教育の分野において地方分権が進むと思われ、教育委員会の充実、向上がますます必要になってくると考えますが、いかがでしょうかお伺いします。
次に、卒業式、入学式の在り方についてお伺いします。
また、ことしも、ことしと申しますか、来春の卒業式、入学式のシーズンが近づいてまいりました。ことしの3月議会において、教育長は、次の5点の指示を学校現場に校長会で出されたということでございます。国旗はポールとステージに上げること、国旗、国歌と書くこと、国歌はピアノ伴奏が好ましいこと、教師も国旗、国歌を指導するものとして児童生徒とともに歌うべきこと、国歌の指導は突然ではなく、カリキュラムに沿って事前に教えること、この5点の指示を出されました。おかげで今春の卒業式、入学式は以前に比べますと、相当に改善されたと思います。来春の卒業式、入学式の在り方についても何か指示を出されます予定でしょうか、お伺いします。
次に、日田市における建築確認申請の審査体制についてお伺いします。
耐震強度を示す構造計算書を偽装した、いわゆる耐震強度偽装事件が大きな社会問題になっております。まだ事件の全貌はわかりませんが、このようなことでは建築確認を取った建物といえども、住民は安心して住んだり、あるいは宿泊することができません。昔、外国、よその国で橋やデパートが崩壊して大惨事になったことがありましたが、日本では決して起こり得ないことという、日本人の職業上の良心に対する信頼感がありました。しかし、今回の事件で日本人の倫理観、道徳観が基盤の部分で大変危うくなっているということがはっきりしたと思います。しかも、今回の場合、マンション住民やホテルの宿泊客の生命や財産を奪うことがあっても構わないという、いわば未必の故意による殺人未遂とも言えるほどひどいものであります。建築基準法違反の罰金は50万以下と言われます。まさかこのような事態を想定していなかったものと思われます。いずれにせよ、国民の生命、財産を守る建築確認の審査体制と審査の仕方に不備があったと言わざるを得ません。
そこで、お伺いします。日田市でもマンションその他の大きな建築物がふえてまいりましたが、日田市の建築審査体制はどうなっているのかお伺いいたします。
あとは自席から質問をいたします。
◎土木建築部長(樋口吉典君) [登壇]
私からは、日田市における建築確認申請についてお答えを申し上げます。
昨今のテレビや新聞等の報道で、皆さんの関心を集めております建築物の耐震強度偽装問題は、設計士を初めとする施工者、経営コンサルタント等が複雑に絡みながら、マンションやホテルに構造上の重大な欠陥をもたらす構造計算書の偽装を行うという前代未聞の極めて異例な事件でございます。この問題は被害者が全国に拡大し、居住者や利用者の安全確保の観点から退去勧告を出されたマンションや使用停止の措置をとられたホテルは、日増しに増している状況でございます。また、確認検査業務を行った民間確認検査機関や公共団体が偽装を見抜けなかったことから、審査の在り方や体制などが問われている現状がございます。
日田市におきましても、平成9年度より特定行政庁を設置し、建築主事を配置して建築確認業務を実施しているところでございます。建築確認業務は建築指導課長を含め、7名で行っております。審査におきましては、担当者、係長及び建築主事である課長の3名で確認をしているところでございます。また、構造に関する審査におきましては、まず構造計算書の入力、計算過程及び計算結果が適正であるかについての確認を行った上で、計算書と構造図面との照合を行います。そこで計算された結果が適切に図面へ反映されているかを確認し、最後に構造部材の大きさや鉄筋の量等が総合的に適当なものであるかについての確認を行っております。耐震強度偽装問題に関しましては、こうした一連の事実があるということを真摯に受けとめ、市民の生命と財産の保護のために、万全を尽くしていかなければならないと考えているところでございます。
以上でございます。
◎教育長(諌山康雄君) [登壇]
県教育委員会がこのたび発表しましたクリア校の公表について、どういうふうに思うかという御質問にお答えしたいというふうに思います。
新聞には優秀校として出ていたわけですけども、すべての項目についてクリアをした、教科でクリアしたものについて公表すると。その意図は、学力向上に成果を出している学校名が出ることで、他の学校がその取り組みを参考にしたり、情報交換をしたり行ったりできると。それから、2番目に、各学校、各教職員が学力向上に向け、意欲的な取り組みを行うきっかけとなる。3番目に、保護者、住民に学力向上への関心を持ってもらう機会となる、というような3点を挙げて公表したというふうに聞いています。
いろいろな公表の仕方はあると思いますけども、先ほどの議員さんにもお話を申し上げましたけども、1つの方法としては、私は評価できるのではないかなというふうに思います。ただ、いま一つ、私は引っかかっているのは突然こういうことになったと。普通は実施をするのには実施をするという予告があって、やはりこうやるような形がいいんではないかというふうに思います。それから、もう一つは、昨年まで学力向上は、各学校に置かれている学力向上会議を通して家庭と地域と、それから教職員とで力を合わせてやるんだということで、そこに力を入れていたんですけども、こういう公表ということになって、若干その学力向上会議の頑張りが薄くなるんじゃないかなということを懸念しております。
いずれにしても、発表するとすれば各校を全部出していくというよりも、こういうことの方が格差といいますか、そういうふうにこう優劣というようなことで出すよりも、1つの方法としては評価できるのではないかなというふうに思っております。
次に、教科書の採択地区についての御質問ですが、昨年度の小学校教科書採択に引き続き、本年度は中学校教科書の採択を実施いたしました。この採択地区については、日田市単独での採択を検討いたしましたが、教科書の調査機関である選定協議会における専門調査員が、10教科16種目にわたり各4名ずつ必要であり、専門調査機関の数的な不足という課題と、これまで採択を共同で実施してきた玖珠郡との関係から、今回の採択は従来どおり玖珠郡との共同実施となりました。
しかしながら、日田市議会において単独採決の請願が採択されており、今後は日田市が単独で採択できるよう専門調査員の構成の条件の整備に努めてまいりたいというふうに思っております。
次に、卒業式、入学式についてでございます。卒業式や入学式は学校行事の中で儀式的な行事に当たるものでございます。儀式的行事は、学習指導要領に学校生活に有意義な変化や折り目をつけ、厳粛で清新な気分を味わい、新しい生活の展開への動機づけとなるような活動を行うことと示されております。儀式的な行事の教育的効果は、児童生徒の参加意欲とその儀式から受ける感銘の度合いによって大きく左右されるものでございます。したがいまして、厳粛な雰囲気を損なったりいたずらに形式に流されたりすることではなく、各学校が行事のねらいを明確にし、行うべきものと認識をしております。
御指摘の卒業式や入学式における、だんだん変わりつつあるというそういう御指摘は大変うれしいわけでございますけども、まだまだ国旗、国歌の取り扱いにつきましては学習指導要領の趣旨を踏まえて、適切な指導が完全にできているというふうには思っておりません。これからも各学校に対しまして、適切な取り組みがなされるよう指導していきたいところでございます。今後、さらに先ほど、あえて挙げていただきました5つの点につきましては、校長会を通して校長に対して指導して、各学校に周知できるようにしたいというふうに思っております。
以上でございます。
◎教育次長(今井健二君) [登壇]
私から、教育委員会の在り方についての御質問にお答えします。
御案内のとおり、教育委員会は、地方教育行政の組織及び運営に関する法律によりまして、教育、文化、スポーツ等の住民に身近な事務を管理、執行することとされております。教育委員会制度につきましては、近年、設置の必要性を問う論議を初め、さまざまな課題が出されております。しかしながら、教育に求められております要件としての政治的中立性の確保、継続性、安定性の確保、地域住民の意向の確保を実現するためには、教育委員会制度は必要な制度であると考えております。
また、市町村合併の関係では、合併により市域は広くなる一方、教育委員会の設置数は、6教育委員会が日田市教育委員会だけの1教育委員会だけとなりましたので、教育委員会の責務は一段と大きくなったところでございます。地方分権の理念のもとでは、地域の子供は地域が育てるという自助自立の精神により、地域の特性に応じた教育を行う必要があると考えております。
なお、地方分権時代の教育委員会の在り方につきましては文部科学大臣より、平成16年3月に中央教育審議会に諮問が出され、本年10月に答申が出されました。その答申では、教育委員会をすべての自治体に設置することなど、基本的な枠組みは維持しつつ、それぞれの自治体の実情に合わせた教育行政が執行できる制度をできるだけ弾力化するとともに、教育委員会の機能の強化を答申しているところでございます。
私どもは今後の推移を見守りつつ、教育委員会制度については合議制の機関としての教育委員会と、教育長及び事務局が適度な緊張関係を保ちながら教育事務を執行する体制や機能を強化していきたいと考えているところでございます。
以上でございます。
◆31番(橋本信一郎君) それでは、まず建築確認申請の審査体制についてお伺いします。
平成9年から日田市でやっているということでございますが、それはまだ書類が残っておると思います。5年間、多分保存ですから。それは大丈夫でしょうか。あるいは今後、今回の事件を通じて何か改善したような点がありますでしょうか、お伺いします。
◎土木建築部長(樋口吉典君) 平成12年から平成17年まででございますが、日田市郡におきましての確認申請の件数でございますが1,867件でございまして、そのうち特に、そういった構造計算が必要な建築物の数といたしましては284件となっております。現在、これらの書類が5カ年残っておりますので、これらに基づきまして、今、構造計算等を建築指導課の方でチェックをさせていただいております。現在、まだすべて済んでおりませんが、全体現在、12月の6日時点ではそのうち198件が、失礼しました、再確認の件数が、済みません、ちょっと済みません、ちょっと数字が。先ほど申しましたように、構造計算が必要な建築物の数は284件でございまして、確認済みの件数が198件でございます。あと残りにつきましても鋭意速やかにそういったチェックができるように、現在、進めているところでございます。
◆31番(橋本信一郎君) もう一つ質問をしたんですが、今回の事件の発生後、何か改善、審査の改善をしたところがありますでしょうか。
◎土木建築部長(樋口吉典君) 今回の今後の対応でございますが、建築基準法の一部改正、あるいは国土交通省からの審査方法に関する通達等もあろうかと思いますので、それらを遵守する中で、各種研修等を参加しながら技術の向上を図ってまいりたいということでしておりまして、確認審査及び中間検査等のチェック体制を十分にやっていくということでしております。
◆31番(橋本信一郎君) 中間検査です。今までも、従来中間検査をやられていたと思います。しかし、今回のケースで、従来は性善説でやられたものが、ひょっとしたら性善説だけでは見られなくなっているんじゃないかと、ひょっとしたらそういう違法行為も起こり得るんじゃないかという観点が必要になってきたかもしれない。
例えば、きのうの新聞ですか、福岡市で鉄骨の本数も合っていると、ただそのうち13本のうち5本が数ミリ細い鉄骨をつかっていた。ですから、そこのところを図面と現物と、本当、数値と数値でチェックするとかいうようなことまで必要になってきているんじゃないかなと思いますけども、そこのところはいかがでしょう。
◎土木建築部長(樋口吉典君) そういう状況の中で構造計算につきましては、非常に、今、いろんなプログラムを採用しながらそういった構造計算がなされておりますので、そういった計算書の中からいかにチェックをし、チェック機能を高めていくかということがひとつ問題じゃないかと思いますので、そこらあたりを十分、今まではそういった構造計算等は、専門的にやられる業者さんがやってきておったんだからということで、安易に受けとめたこともあるかもしれませんが、今後につきましては十分そこらあたりをチェック機能を含めながら、また中間検査におきましてはそういった図書と合致しているかということを含めて、十分配慮してまいりたいと思っております。
◆31番(橋本信一郎君) ぜひ市民の安全のために、万全のチェックをしていただきたいと思います。
次に、学力の点をちょっとお伺いします。
教育長は、これはいいんじゃないかというようなことをおっしゃっておりますが、実はこの公表について各新聞に投書がいっぱい出ております。もう大分合同、西日本、読売、朝日。読売には数件出ておりますが、読売の投稿欄に書いてありましたが、もう30通を超えているそうです、実数は。その投稿者のほとんどが、職業には教員、公務員と書かれております。その内容は、大体共通しておりまして、まず1つ、過度の競争をあおる、テストの点数だけが学力ではない、保護者、地域との信頼関係が壊れてしまう、補習や居残りがふえ、教職員と子供からゆとりを奪っていくというようなことが大体の趣旨でございます。もちろん、保護者の中から、これは賛成だという意見も多いんでございますけれども。
私は、もう前から主張していることでございますが、データを比較することによっていろんな改善ができると。例えば、大分県でいいますと、もう公表されたデータですけれども、豊後高田市は小学校、中学校すべての項目において偏差値が50を超えているんです。宇佐市もそうです。東国東もそうです。あるいは、ある市においては、中学校は1校もクリアしたところもありません。相当日田より大きいところです。それだけばらつきが出ているわけです。どこもクリアしたところのない市においては、日田市から教師が、むしろ講師として招かれて向こうで何ちゅうか、やり方をお教えしているというようなこともあるわけです。これはそのデータを公表したからそういうことができるわけです。それは各学校間においても言えることでございます。
これは議長にお許しをいただいておりますので、ちょっと資料を見ていただきたいと思います。これですね、これ見えますか。これちょっと見えますか。これは公表されたデータではございません。私が丹念にデータを拾い集めてきたものでございます。このデータは、小学校、日田市内の小学校5年生の算数の平均点が縦軸です。横軸は、これは5年生のクラスの人数です。この点が各学校です。そうすると、これを見ていただくだけでも、個々の状況はわかりません。それはさっきお話がありました、LDの子がいれば平均点が下がることは、これは事実でございます。それをどうのこうのじゃございませんけれども、このデータを見るだけでもこれだけのばらつきが出ているんです。平均点でいったら25点の差があるところがあるわけです。これはこのデータを見なければ、だれも理解できないわけです。
さらに、これおもしろい傾向があると思うんですけれども、大きく見て大規模校というか、人数が多い学校の方がいい傾向が出ております。ですから、少人数学級がいい、いいと言いますけれども、少人数であればそれだけでいいということにならないということが、この簡単なグラフだけでもわかるわけです。それで、信頼感を公表することによって、信頼感をなくすと言いますけれども、例えば仮にここら辺の学校が、今まできっとうちの子供を基礎学力をつけるために一生懸命やってくれているんだろうなというふうに信頼していたものが、こういう実績だったら信頼感をなくすこともあるかもしれません。しかし、本当の信頼は、自分の子供たちに本当に着実な確実な学力、基礎基本の学力を身につけさせることによって、保護者あるいは子供と教員の信頼感ができてくるのではないかというふうに思います。これが赤い線が、これが平均値でございますから、平均値以下のところは相当あります。これは5人以下、5人未満の学校は省いてあります。
この数値は、これは学習指導要領に書かれた到達すべき目標値です。ですから、物すごい高いレベルを目指しているわけではありません。ですから、最低限この程度の学力は身につけてほしいというのが、この趣旨だと思います。だから、競争をあおると言うけれども、これが80点、90点、100点を目指してやっているわけでは決してないということだろうと思います。ですから、そのばらつきがなぜ生じるのかを分析して、その差に対して、やっぱりそれなりのことをやっているからいい数値が出るんだと思うんです。
だから、さっき教育長がおっしゃいましたように、他校の取り組み、いい取り組みを取り入れて、そして改善していくということが、これはできるんじゃないかなというふうに思います。そういう意味でいうと、教育長、これこのことが競争をあおるとお思いでしょうか、お伺いします。
◎教育長(諌山康雄君) 大変いい資料を見せてもらいました。ですから、今、31番議員さんが出されました資料のその平均点といいますか、そこのところから上のものを学校を、今度の県教委は公表したということになるわけですね。まだ、いろんな調査項目はありますけども、近々な例で言えば、今言った、ですからその下の学校につきましては、実際にはそれを出すんではなくて、それはちゃんと保護者の方にこういう点ですよというのを学力向上会議というのを開く中で、あるいは期末の育友会の中でお話しすることの中できちんと情報を伝えて、やはり全国並みの、あるいはその目標値に向けて最大限の努力をしましょう、そしてその努力をするためにはやはり指導法の工夫、改善が要りましょうし、家庭での学習もやっぱり要ると思います、読書も。そういうものを努力を、地域の方も手伝っていただいて、家庭と学校と地域の方も手伝っていただいて、やはり今、先生が書かれた赤い線、全国平均値を超えるようなことを努力を続けて行くというのは、私は非常に賛成の意見でございます。
◆31番(橋本信一郎君) 私もこれ学力だけがすべてではないということは十分理解しております。今回、県の教育委員会の一斉学力テストにおいては、基本的な生活習慣も調査しております。ですから、基本的な生活習慣ができている人の、いわゆる平均点とか点数がいいということもはっきり出ているわけです。だから、この数値によって、いろんなことがわかってくるわけです。ですから、こういうものを、私は公表すべきだと思いますけれども、日田市の場合は小学校4、5、6、中学校1年、2年、3年のデータを全部お持ちです。ですから、このデータを十分に活用して、せっかくいいデータをお持ちですからこのデータを活用して、日田市の子供たちが確実な力を身につけるようにしていただきたいなというふうに思います。
次に、教科書採択地区の請願についてお伺いします。
これは請願を議会で通していただいたんでございますが、しかし従来どおりだと。しかも、もうその調査の人数が九重、玖珠町では足りないというようなことですけれども、今後もそれであるならば、今後も玖珠、九重では調査員が足りないのではないでしょうか。そうすると、来年ちゅうか、次の採択等も同じようなことになるのでしょうか、お伺いします。
◎教育長(諌山康雄君) 私どもも少し調査が足らなかったというふうに思いますけども、今までかつて大分県の中でされたことはないんですけども、例えば調査委員会を調査専門委員会を玖珠と日田で合同で、これは教員、それぞれ学校の教員が調査をするわけですけども、調査してレポートをつくり上げるわけですけども、合同でつくって採択は各市町村、郡等、選択の最小範囲が市と郡ですから、郡と市で採択は別にするという、そういう方法もあるというのをこう近々に知りましたので、そういう方法もとれたらいいなと。ただ、それはやっぱり県教委の許可が、許可といいますか、許認が要りますので、そういう方法も考えられることではないかなというふうに思っております。それになるかどうかわかりません。
今から後、そういう方法が可能ならば、やはり日田市の子供たちは、日田市の教育委員会さんたちが選んだ教科書というふうに。日田と玖珠ですからそんなに違いませんので、一緒でもそんなに難しいことじゃないんじゃないかなというふうには思いますけども、やはり今の教育委員会制度で教科書採択ということについては、やはり今、文部省が進めているのは地元の教育は地元で、地元の教育委員さんを中心にして採択していきなさいという方向でございますので、そういうことも考えて次回、3年後、小学校がありますので、そういうことの中で検討をしてみたいというふうに思っております。
以上です。
◆31番(橋本信一郎君) 採択区でもう一つ、採択区は、日田市が大体生徒数が2,500です。それで、玖珠が450、それから九重が400。日田市が両方を合わしても3倍の人口を持っているわけです。にもかかわらず、採択委員は6、6、6です。日田市が6、向こうが12人です。ですから、日田市の子供たちがいっぱい多いにもかかわらず、日田市が日田市で教科書を選べないというのはおかしいと思いますので、ぜひ我々の子供たちが学べる教科書は日田市で採択できるように、どうぞ御検討をいただきたいと思います。
次に、教育委員会ですけども、やはりこの中で一番重要なのはレイマンコントロールというか、専門家です。いわゆる教員ばっかりが全部教育の日田市の教育を決めていいのかと。そうじゃなくて、専門家ではないけれども、それなりの見識、良識というか、そういう幅広いものを備えた方たちが、教育、日田市の教育の基本計画をやっていく。あるいは、教育委員会の事務の方をチェックする緊張関係も必要じゃないかと。そういうことができる人たちがいなきゃ困るんじゃないかなというふうに思うわけです。
そういう面でいいますと、今、教育長がこの議会に出てきておられますけれども、教育委員も議会に出てきて、日田市の教育について説明するような態勢があると、本当にそういうことを態勢ができるんじゃないかなと思いますけども、いかがでございましょうかお伺いします。
◎教育次長(今井健二君) お尋ねの教育委員長のこの市議会本会議の出席につきましては、まず議会本会議の出席につきましては地方自治法第121条の規定によりまして、議長から出席要請があるというふうになっております。出席要請があれば出なければならないと考えておりますけども、しかしながら、教育委員長は教育長とは異なりまして、非常勤の特別職という立場にございます。そして、議会の出席を教育長に委任をしているという形になっておりますので、市議会本会議への出席は教育長としているところでございます。教育委員長が市議会本会議へ出席をするとなりますと、それ相応の環境整備、条件整備が必要だろうと考えております。
◆31番(橋本信一郎君) ちょっと教えてください。そうしたらそういうことも可能なんですね。処遇を変える環境整備をしてそういう、教育委員長が議会に出席するというような態勢をとることも可能ですか。
◎教育次長(今井健二君) そういう整備が整えば可能と思います。大きい市、人口30万以上の市については、教育委員長が教育長とともに出席をしているという市もございます。
◆31番(橋本信一郎君) それじゃ最後に、教育長の方から、国旗、国歌の取り扱い等不十分な点もあったということで、またさらに改善したいというお話でございましたけれども、ぜひことしの卒業式、入学式は、学習指導要領にある厳粛な雰囲気の中で行ってもらいたいなというふうに思います。
それでちょっと思い出しました。ちょっとお伺いしますけど、学校によっては、子供が司会している学校があるんです。私はどうも、これは児童会のお別れ会ならまだいいんだけれども、ちょっと学校行事で子供が司会するというのは、ちょっと私は個人的な感覚かもしれませんけど、違和感を覚えるわけです。余り厳粛だとも思わないわけです。卒業式の主催者はだれか、そういう点から考えた場合、この点、教育長はどういうふうに思われますか。
◎教育長(諌山康雄君) 今、お尋ねの件でございますけども、先ほども申しましたように、学校生活に有意義な変化と折り目をつけて厳粛で清新な気分を味わうという、その立場からいったときにどのようなことがいいのかいうのを、どのようなことが妥当なのかと。私は教職員がするべきだというふうに思っております。ただ、管理運営事項、校長のこれらはもう行事の中の一部分でございます。これは校長が判断するべきものだと思います。だから、そういうふうに厳粛で清新な気分を味わうためにはどういう進行の仕方がいいのかというのを、校長が判断していかなきゃいけないと。ただ、卒業式と入学式はまた若干こう意味合いが違いますので、そこら辺も考えて、校長が正しい判断をするように、私から指導したいというふうに思っております。 |