日田市市議会議員橋本信一郎 日田市市議会議員橋本信一郎
橋本信一郎のプロフィールです。 市議会での活動議事録です。 地元新聞に毎月掲載中 インターネット日記(ブログ)です おススメのリンク集です
  地元新聞掲載日付
平成18年度
 12月 いじめ
 11月 人を活かす
 10月 高尚な国民
 8月 三十年ぶりの日本
 7月 イソップ物語
 6月 詰め込み教育
 5月 豊かな日本語
 4月 くにをおもふ
 2月 成人式
 1月 カナリヤ
平成17年度
 12月 大人のおこたり
 11月 気ヲツケ
 10月 官から民へ
 9月 嫌韓流
 8月 東京裁判
 7月 日本式教育
 6月 自由と規律
 5月 歴史認識
 4月 ライブドア
 3月 ツルカメ
 2月 成人式再考
 1月 教育改革元年
平成16年度
 12月 家族の絆
 11月 悪平等の弊害
 10月 つのつくまで
 9月 アテネ
  8月 成績優秀は悪いことか
 7月 歴史教育の大切さ
 6月 音読のすすめ
 5月 沖縄
 4月 ならぬものはならぬ
 3月 世界に1つだけの花
 2月 成人式
 1月 ラストサムライ
平成15年度
 12月 勧善懲悪
 11月 おんぶ紐
 10月 型と稽古の文化
 9月 我慢
 8月 男らしさ
 7月 愛郷心
 6月 土堂小学校
 4月 家族団欒のすすめ
 3月 体罰
 2月 日本人の潜在能力
 1月 若者の責任か?

平成14年度

 12月 独立の気力
 11月 テレビの見方
 10月 性感染症
 9月 肚を鍛える
 8月 型の文化
 7月 ワールドカップを観て
 6月 大人の責任感
 5月 女らしさ男らしさ
 4月 日田市の中高生に
 3月 言葉づかいを正そう
 2月 各学校の創意工夫
平成13年度
 12月 性教育
 11月 日本は堕落したか
 10月 アメリカの底力
 9月 英語教育
 8月 回転すし考
「高尚な国民」 橋本信一郎

新しい歴史教育を提唱している福岡の高校教師占部賢志先生の講演を聴く機会があった。先生は「ポーランド人孤児救出事件」を例に、明治・大正の普通の日本人が持っていた高い道徳性、倫理性について話された。

▼ポーランドは一七九五年に国を奪われ、独立運動をした者たちは家族もろともシベリアに送られた。百三十年後ようやく独立を回復したが、ロシア革命でシベリアのポーランド人は帰国できず、戦乱・飢餓・伝染病で多くの孤児が発生した。ポーランド人の孤児救援要請にどの国も応じなかったなかで、日本は酷寒のシベリアから三年間で七六五名の孤児たちを救出し日本国内で付きっ切りの看護に当たった。腸チフスで衰弱した孤児を抱いて看病した若い看護婦は自分が感染して殉職している。やがて、回復した子供たちを順次、祖国ポーランドに送り届けることになったが、幼い孤児たちは泣いて乗船するのを嫌がりながらも見送る日本人に習い覚えた「君が代」を歌って感謝の気持ちを表した。
▼当時のポーランド人からの手紙が残っている。「日本人はわがポーランドとは全く縁の遠い異人種である。しかし、わが不運なるポーランドの児童にかくも深く同情を寄せ、心より憐憫の情を表してくれた以上、われわれポーランド人は肝に銘じてその恩を忘れることはない。我々の児童たちをしばしば見舞いに来てくれた裕福な日本人の子供たちが、孤児たちの服装のみじめなのを見て、自分の着ていた最もきれいな衣服や髪のリボン、櫛、飾り帯まで孤児たちに与えようとした。こんなことは一度や二度ではない。ポーランド国民はまた高尚な国民である故に、いつまでも恩を忘れないことを日本人に告げたい」
▼実際、ポーランド人はそのことを忘れておらず、七十五年後の阪神淡路大震災のとき、ただちに救援活動に入り、その一環として日本被災児をポーランドに招いて激励してくれた。存命だった数名の元孤児は老体をおしてわざわざ地方から出向いて被災児全員にバラの花を一輪ずつ手渡してくれたという。

▼現代日本人も「高尚な国民」でありたいものだ。いつか、日田でも多くの人に占部先生の講演を聞いてもらいたい。
参考文献・占部賢志著「歴史のいのち」
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元日田市議会議員 橋本信一郎
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